信州サラダガーデン

パプリカ生産者のためのコンサルティングサービスを展開

栽培支援事業

私たちのミッション

生鮮野菜のマーケットイン型生産を目指し農業を近代産業にする。

伝統的農業からのシフト。

農業の6次化伝統的農業は構造上、基本的なマーケットの仕組みがプロダクトアウト型産業であり、お客様に物量、品質、そして納品時間をコミットできなという問題が指摘されていました。
そしてこれが生産者と消費者との結びつきを強めたいとする企業的経営を阻む大きな壁となってきました。

マーケットイン型販売への挑戦。

栽培のPDCA近年はマーケットイン型販売を可能にする農業の6次化が推奨されてきています。(1次産業と2次産業と3次産業全部を足したのが6次産業)
しかしながら加工食品はこの方法で対応できても、生鮮野菜のマーケットイン販売は生産技術の革新を行うしかありません。
信州サラダガーデンでは、生鮮野菜のマーケットイン販売(お客に約束する販売)を設立当初より実現させており、そのためにたゆまぬ温室環境制御技術のブラッシュアップを行いながら、より食品製造業(2次産業)に近づける農業の1.5次産業化を目指して走り始めています。

栽培のPDCA

栽培のPDCAサイクルお客様と生産量と品質、そして納期をお約束する生鮮野菜販売には生産の各工程での予測シミュレーションが不可欠です。それには仮説と検証を繰り返し栽培技術の精度を上げていくことが欠かせません。
信州サラダガーデンはパプリカ栽培にPDCAサイクルを導入しています。
キーテクノロジーとして太陽光が生産性の唯一の律速因子になるような温環境室を開発し、高性能近赤外線カットフィルムによる太陽光をコントロールしながらの半閉鎖温室での栽培工場を完成させました。

バックボーンとなる栽培技術

PDCAサイクルを可能にする温室の開発

温室内の高度なコントロール技術

半閉鎖温室の概略図近赤外線カットフィルム近赤外線カットフィルムとヒートポンプを利用することによって、太陽光を入れながら閉鎖空調温室を可能にしました。パプリカの栽培環境として最も適した日本初の温室を持つ信州サラダガーデンでは、炭酸ガス濃度は1000ppm以上に設定可能としました。
栽培のPDCAを阻む大きな壁はなにより温室内の高温です。この温室ならぬ冷室の開発を実現し信州サラダガーデンでは1.5次化を目指しています。

私たちのミッション

農業生産技術の改革へ

信州サラダガーデンが目指すもの

それは10数年前、あるレストランのシェフのひと言がすべての始まりでした。
「こんな野菜があったらいいのに…」
それから、その期待に応えるために試行錯誤が繰り返されました。
当時からパプリカ栽培の先進国であったオランダの生産手法をもとにして、機材、資材、肥料、種(品種)、空調(エネルギー)を選ぶことから始まり、栽培過程のすべて、播種(種まき)、育苗、定植、病害虫対策、収穫、選果、販売、出荷と全工程において信州サラダガーデンなりの生産ノウハウを確立すべくPDCAを繰り返してきました。
しかしオランダとは気候やエネルギー事情が異なり、これまでは失敗も多く、ここ日本の事情に変えていくことに大変な苦労と試行錯誤を繰り返しててきたことも事実です。
パプリカ栽培は「労働集約型の装置産業」です。
栽培面積当たりの良品の収穫量を上げることが、お客様に安定した品質、量、価格でお届けすることにつながります。また、その結果が通信簿として企業のP/L、B/Sに数字で厳しく表現されます。 最近、日本の農業事情を見るにつけ、私たちはこれまで得た知見を日本の施設農業に少しでも活かしていきたいという思いを持つようになりました。
信州の一農家ではありますが、次のステップを同じ思いの皆様とともに歩んでいきたいと考えております。